守護天使の助けで「怖い」という感情を手放す〜前世療法の一例

今回は前世療法を私の例で紹介します。もちろん、ヒプノセラピーの体験は人それぞれ、どういうふうに見えたり聞こえたり感じたりするかは、本当に色々なので、あくまでこれは一例に過ぎません。

さて、記憶が曖昧なところもあるのですが、なんとか頑張って思い出していきたいと思います。セッションのテーマは特に決めずに、「今知る必要がある過去世」ということで潜在意識にお任せで始めました。

ギリシャ人だった過去世

最初に見えたのは石畳。ベージュっぽい洋風の石畳です。足を見ると、皮で作った編み上げのサンダルのような靴を履いています。壮年の男性で、古代ローマ人のような服装をしています。でも、ギリシャ人です。

道に立っていて、何をしているのかわからなかったので、セラピストさんの提案で、そこから行くべき方へと進みました。石造りの道や壁を通り、石段を登って、行き着いたのはお城、または要塞のようなところです。高台にあって、広い物見のスペースから海を見渡せるようになっています。エーゲ海でしょうか、美しい海が眼下に広がっています。街も見えます。

私はこの要塞を守る任務についています。それなりの地位にあるのか、きれいな羽飾りのついた兜をいつの間にかかぶっています。服も軍服になっていてマントを着けています。将校クラスでしょうか。とにかくここを守るのが自分の仕事、と思っています。

この場所ではそれ以上の情報は得られなかったので、次の場面へと時間を進めることになりました。

岩だらけの場所にいます。行軍をしているようです。過酷な環境で部隊はあまり良い状態ではないようです。

さらに、時間をすすめます。

数年後でしょうか。街中にいます。地下へと続く道を入っていくと、教会のような場所で、祈りを捧げています。まだ紀元前ならば、教会というよりは神殿というべきなのかもしれません。神に赦しを乞うています。そして赦されないので、ここから離れることができないと主張しました。

なぜなら、無意味な戦争に参加することになって、無駄に人命が失われたから。自分は勇気がなくて、王または上官に戦争をやめるべきだと言えなかった。そこに罪悪感を抱えていました。そして、自分の勇気の無さを嘆いていました。急に悲しみが込み上げ、涙が出てきました。(いよいよこの過去生の核心部分の登場です。こじれた感情が出てきました。)

その後の細かいやりとりは忘れましたが、セラピストさんが「本当はどうしたかった?」と聞いて、「戦争をやめるように言いたかった。でも怖くて言えなかった」みたいなことを答えました。「この気持ちどうしたい?」と聞かれ、「怖いものは怖い!」と答えた気がします。どうもこうも、お手上げなんです!という気持ちです。

さらに、セラピストさんが「どうしようか?この怖いって気持ちどうしたらいいか、誰かに聞いてみる?誰に聞けば教えてくれそうかな?」という提案をしたので、へ?と思いつつ、「・・・ガイド」と答えました。その時は、近所のおばちゃんに聞いてもわかんないだろうし、ガイド(守護霊)レベルじゃないとダメだろうなあと無理矢理捻り出した答えでしたが、実は潜在意識はちゃんとわかっていて出した答えだったのです。

天使ガイド登場

じゃあ、ガイドに聞いてみようということになって、ガイドをイメージすると、天使のガイドが登場しました。大天使ミカエルのように剣を持っている凛々しい感じの天使です。この「怖い」という気持ちをどうしたらいいか、と尋ねると、「剣をあげただろう。」とミカエル風天使ガイドが言います。ん?剣?・・・あー、そういやぁもらったわ、剣を。実は、私は前日に、自宅でヘミシングCDを使って、瞑想をした時、この天使ガイドから剣を受け取っていました。でも、そのことを私はガイドに指摘されるまですっかり忘れていました。ガイドは前もって、この日のヒプノセッションのために小道具を仕込んでいたのです。

私はこの剣を使って、ハートにこぶのように付いている「怖い」を切り取りました。そして切り落とした「怖い」という気持ちを川に流し、セラピストさんの誘導で光をイメージし、ゆっくりと自分を癒しました。

さらに、臨終の場面へ

年老いた私は杖をついて脚を引き摺りながら、塔のようなところを登っています。塔の上には鐘が付いていて、その鐘を鳴らす仕事をボランティアでやっているようでした。社会奉仕なのかあるいは鎮魂の為なのかわかりませんが、贖罪の意味があるのでしょう。何年かそんな日々を過ごし、やがて、私は道に倒れて静かに死にました。

肉体を離れた魂は行くべきところー天上へと登っていきました。

この後、中間生でこの人生での気づきを得て終了となりました。

愛のために勇気を持つ

さて、この過去生におけるテーマは愛と勇気でした。しかし、それは十分に達成されなかったので、同じ課題が現生へと持ち越されました。つまり、私は現在の人生において、愛と勇気を実践しなければならないというのがこの過去生を通しての潜在意識からのメッセージです。

いかがでしたでしょうか?これが私自身が体験した前世療法です。このセッションでは、一つの過去生を時系列で見ていって、終わりましたが、複数の過去生を次々に見ていくパターンもありますし、体験の仕方は様々です。全ては潜在意識次第です。一例として、参考にしてください。

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